甲状腺濾胞がん 治療ブログ

甲状腺濾胞がんになりました。治療について記録していきます

耳の調子が悪い

またしても濾胞がんではない話…とはいえ術後の体力低下も影響しているようなので関係はあるかもしれない。

 

数日前から右耳が何だか変で気になっていた。飛行機に乗ったりトンネルを通ったりした時みたいなつまった感じプラスぼわぼわした違和感。鼻をつまんで耳抜きの真似事をしてみると一瞬だけ治ったような気もするけどすぐに元どおりになる。

 

ちょうど甲状腺の病院の定期受診で休みを取っていたので、耳鼻科にも行って来た。鼓膜の動きなどを診てもらい聴力検査を受けると、右耳があまりよく聞こえてないことがわかった。特に低音が聞こえない。

 

メニエールや突発性難聴ではないらしく一安心だけど、とにかく疲れがかなり溜まっているせいでしょうとのことで「しばらく仕事をお休みできませんか?」と言われたけど今は一年で一番忙しい時期でとても休めそうにない。つい先日も3泊の出張込みで10連勤したばかり。

 

仕事の帰りも疲れ果ててホームの椅子で休み休みしながらやっと家に着くような毎日。仕事がひと段落したら少し休ませてもらえるようお願いしてみようかなぁ。

小麦アレルギー

濾胞がんとは関係ないのだけど、花粉症やダニ、ハウスダスト、猫、バナナ、キウイ等々アレルギーが多く、症状も年々ひどくなっていくので舌下免疫療法をしてみることにした。

 

それに伴ってアレルギー検査をしてもらったところ、なななんと小麦アレルギーが発覚。私は麺類全般、パン、餃子や肉まんなど中華点心が大好きなので、はっきり言って甲状腺癌が発覚した時より小麦アレルギーと知った時の方が相当にショックだった。

 

思い返せば、食事後30分〜1時間くらいすると突然ものすごく体調が悪くなることが度々あった。でも子どもの頃からずっとなので、そういうものだと思っていた。まさか小麦アレルギーだなんて、チラリとも考えたことはなかった。

 

アレルギー発覚後、小麦を絶っているが食後の具合悪さがない。やはりアレの原因は小麦だったのか。

 

米粉のうどんやラーメン、パスタなど麺を取り寄せて食べてみたが、やはりイマイチで悲しい。バターチキンカレーをナンで食べたい。

漢方薬をもらう

すっかり続きを書くのを忘れていた。

 

9月の検査では血液検査の結果も良く、残っている左側の甲状腺は手術しなくて良いことになった。一安心!

何事もなければ次の受診は11月、ということでチラージンを3ヶ月分処方してもらったが、それから2週間経ち、どうにもこうにも異常な疲れで参ってしまい、また病院へ。

 

仕事を終えると疲れ果てて、帰り道の坂が上がれない。ヨチヨチ歩きの赤ちゃんにも抜かされるほど。家に帰ってもご飯が作れない。家事は何とか洗濯だけして(ごはんは買う。掃除はできない)日々を過ごす。

 

また血液検査をしてもらうが数値は悪くない。「手術後の体力低下でしょう」と十全大補湯という漢方薬を処方してもらった。今はこれで様子見中。早くげんきになりたいよ。

 

術後1ヶ月

そういえば今日でちょうど術後1ヶ月経った。

 

首の締め付け感はまだあるけど、退院してきたばかりの頃に比べれば幾分マシになってきたように思う。慣れてきたというのもあるだろうけど。

 

傷のテープは毎日お風呂に入る前に剥がして、寝る前に貼り直している。使っているのは優肌絆。最近は痒みもほとんどない。外に出る時はUV加工されているガーゼのストールを巻いて紫外線をなるべく防いでいる。暑いので本当は巻きたくないけどしょうがない。

 

相変わらず疲れやすいけど、今年の夏の酷暑では元気な人だって堪えるだろう。

 

この1ヶ月はあっという間だった。

次の診察まで2週間半。残りの甲状腺も手術する必要があるかどうか早く知りたい。

 

退院後 初外来

退院して2週間。

病理検査の結果を聞きにいざ外来へ。

 

まずは採血をしてもらい、その検査結果が出るまで40分ほど待つ。

 

名前を呼ばれて診察室へ。

「体調はどうですか?」と聞かれ

「喉の締め付け感が辛いです」と伝えると「手術後はむくみが出るのでそれで器官を圧迫して締め付け感が出てしまうんです」とのこと。治す方法はないので慣れるか日にち薬しかない。

 

「あとは、別にいいんですけど、この前何となく歌を歌ってみたら全然歌えませんでした」と言うと「大丈夫、歌っていれば歌えるようになります」と。大きい声や高い音が全然出なくなってしまったんだけど、気が向いたら少しずつ歌ってみようかな。年に一回くらいはカラオケにも行きたいし。

 

その後先生が「それで、検査の結果なんですが…」と切り出した時に先生の顔を見たら

「あ、良くなかったんだな」と瞬間的に感じた。

 

その予感は残念ながら当たってしまい

「病理検査の結果、濾胞がんでした」と言われ、

「ああ、じゃあ手術して良かったです!」と答えると先生も少しほっとしたようだった。

 

「ほんと、早く手術して良かったです。おとなしそうなガンなので、たぶん追加の手術(残っている左側の甲状腺も切除する)はしなくて良さそうだと思いますが、今細胞を培養しているので次の診察の時に決めましょう」とのこと。

 

血液検査の結果、甲状腺刺激ホルモンの値が高かったので、チラーヂンという甲状腺ホルモンの不足を補う薬を処方された。

 

少しわかりにくいけど、甲状腺ホルモンが足りないと、その分泌を促すために甲状腺刺激ホルモンが多く出る。するとガン細胞が残っている場合そちらも育ってしまうそうだ。

 

なので甲状腺刺激ホルモンが活発化しないように、甲状腺ホルモンを薬で補うことになったというわけである。

 

私自身はガンと診断されたことについてはそこまでショックではなかった。今まで死んでもおかしくない交通事故に2回も遭っているし、人生なるようにしかならないと思っている。

 

ただ両親に伝えるのがまた辛い。娘がガンなんてショックだろうなぁ。今回はラインでサクッとお知らせした。

 

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母も受け止めてくれたみたいでホッとした。早く一ヶ月後の結果知りたいな。

 

 

 

 

自宅療養

退院後3日休みを取っていて、その後の土・日・祝と合わせて6日間自宅で療養した。

 

入院している間はそれほど気にならなかった首の締め付け感が日に日にひどくなり、とても辛かった(今も辛い)。頭痛などとは違い、鎮痛剤を飲めば治まるというものでもないし、身の置き所がない。この締め付け感には、甲状腺の手術を受けた人の多くが苦しめられているようだ。

 

あとは傷跡に貼る保護テープが痒くて、イーッとなった。元々湿布なんかもかぶれやすい体質で、入院中もドレーンを固定しているテープが痒くてイライラしていた。

でも締め付け感の辛さが大いに上回ってそこまで気にしている余裕はなかった。

 

気象庁が「災害レベル」という猛暑日が続いているのでとにかく家でおとなしく過ごしていた。久しぶりに自分で作ったごはんはおいしかった。

退院

入院8日目で退院できることになった。

いつもどおり看護師さんに諸々測ってもらい、ご飯を食べ、先生の回診の後ベッド周りやロッカーを片付け、荷物をまとめる。看護師さんにお礼を言って病棟を出て精算。支払いはカードでできるのでとても便利。

 

手術後で重いものは持てないので、迎えに来てくれた彼と帰る。

外は猛暑なので歩くのは無理と判断しタクシーを利用したけど、とても運転が荒くて2人して酔う(私は酔い止め薬を飲んでいたのに)。彼氏が酔うなんてとても珍しいこと。

病院のタクシー乗り場にいた車に乗ったのにあんなに運転が荒いなんて信じられない。

あそこから乗るってことは基本的に退院した人や体調の悪い人がほとんどなんだから、普通以上に丁寧に運転してもらいたいものだ。

ああいう大きい病院のタクシー乗り場に乗り付けていい運転手は認定証みたいなのが発行されればいいのにな。というかあの時名前とタクシー会社をチェックしておいて、後で連絡すれば良かった。

 

帰ってきてからも気持ち悪くてぐったりしていたけど、やっぱり家は良い。

ご飯の支度は自分でしないといけないけど。